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電動工具大手「マキタ」、下請法違反で公取委が勧告へ…下請け業者に金型を無償で保管させる
公正取引委員会
電動工具の製造に必要な金型を下請け業者に無償で保管させていたとして、公正取引委員会が近く、東証プライム上場の大手電動工具メーカー「マキタ」(愛知県安城市)の下請法違反(利益提供要請の禁止)を認定し、再発防止を求める勧告を出す方針を固めたことが関係者への取材でわかった。 【写真】先月も別の会社が…金型を無償保管させる下請法違反で勧告
関係者によると、マキタは遅くとも昨年以降、発注の見通しがないにもかかわらず、主力製品の電動工具を製造する際に必要な自社所有の金型約3000個を、下請け業者約80社に無償で保管させていた。マキタはすでに、保管分の費用として数千万円を業者側に支払ったほか、保管させていた金型の廃棄や回収も進めているという。
マキタのホームページなどによると、マキタは電動工具のシェア(市場占有率)が国内1位で、世界約180か国で販売実績がある世界でもトップクラスの電動工具メーカー。近年はマキタが手がける掃除機などの家電製品も人気で、今年3月期の連結売上収益は7531億円に上る。
公取委は、自動車業界以外でも金型の無償保管への取り締まりを強めており、今年9月には、東証プライム上場の世界的な自転車部品メーカー「シマノ」(堺市)にも同様の違反で勧告を出した。今回の調査を担った中小企業庁側が先月、勧告を求める措置請求を公取委に行っていた。
マキタは取材に対し、「調査を受けているのは事実だが、現段階でのコメントは差し控える」と答えた。
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